セリーグ6球団パリーグ6球団プロ野球の伝説紹介

プロ野球の伝説

野球の歴史の中では、さまざまな選手が伝説をつくってきましたが、野球ファンの記憶の中でもあざやかに印象に残っているプレーとして、新庄選手の敬遠球サヨナラヒットがあげられます。当時、阪神に在籍していた新庄選手は、甲子園でおこなわれた阪神対巨人戦で、延長12回裏のワンナウト1、3塁の場面で打席に立ち、槙原投手の投げた敬遠球を打ちにいって、見事にレフト前に運びました。これにはファン、プレーしてた選手達、監督、解説者など、みんながおおいに驚いた様子でした。

まさか敬遠球を打ちにいくなんて、誰も想像できないことだったからです。そして、敬遠球をバットに当てるのでさえなかなかできないことなのに、それを見事にヒットにしてみせて、しかもサヨナラだったのですからまさにミラクル、伝説というほかありません。敬遠球をサヨナラにされた槙原選手は唖然とした表情でグラウンドを去っていき、ファンは大興奮、甲子園球場は盛大に盛り上がりました。

新庄選手は密かに打てそうな敬遠球がこないか狙っていたようです。新庄選手らしいプレーといえば新庄選手らしいかもしれません。そう簡単に誰にもマネできないプレーとして、今でも語りつがれています。

野球「トリプルスリー 3割・30本・30盗塁」達成した選手たち