千葉ロッテマリーンズが作った伝説

千葉ロッテマリーンズは、2000年代に多くのプロ野球ファンを驚かせる活躍をしたシーズンがあります。 1つは2010年で、この年はパリーグのペナントレースは3位だったのですが、そこからクライマックスシリーズを勝ち抜き、その勢いでセリーグの覇者中日を下して日本一になりました。

クライマックスシリーズという制度が導入されて以降、3位のチームが日本一にまで上り詰めたのは2015年終了時点ではこのロッテの例しかありません。 従ってこのシーズンは「最大の下剋上」として多くのプロ野球ファンの間で伝説になっています。

また、2005年のシーズンもペナントレース2位ながら日本シリーズで阪神を下して日本一になりました。 この日本一は1974年以来実に35年ぶりの出来事で、しかも日本シリーズでは初戦から3試合連続2けた得点という勢いで阪神を圧倒し、4連勝で1つも負けずに日本一に輝きました。 毎日のように打順が代わるバレンタイン監督の采配も見事でした。